生物多様性とコミュニティ形成
地域開発(マンション等の集合住宅や複合施設など)においては、生物多様性の創出と合わせて、それを持続的に育んでいく「人・社会」の醸成が不可欠です。株式会社 生態計画研究所では、これらを「生物多様性を軸としたコミュニティ形成」として取り組んでおり、個別の自然観察プログラムから中長期のコミュニティ形成プランニングなどを実施しています。また、企業活動における自然との共生を促進するために制定された資格制度「ABINC」(一般社団法人いきもの共生事業推進協議会)の取得サポートや、そのための生物多様性調査なども行っています。
2015年 グッドデザイン賞をいただきました
●事業主体:三菱地所レジデンス株式会社、相鉄不動産株式会社、丸紅株式会社
●分類:地域・コミュニティづくり/社会貢献活動
●受賞対象名:コミュニティプラットフォーム[西新宿CLASS in the forest]
https://www.mecsumai.com/sumai/note/1612-6/
居住者同士や地域が「ゆるやかなつながり」を持ち、共に暮らす未来を描く、都市のコミュニティをデザインするというコンセプトのもと、西新宿に新しいマンションができました。その名前は「ザ・パークハウス 西新宿タワー60」。このマンションには、公開空地である「結いの森」が整備され、自然、防災減災、多様性という3つのコンセプトを軸に、入居前から入居後までの6年間で計60回のプログラム開催がデザインされました。NPO生態教育センターは、「結いの森」が周辺地域におけるエコロジカルネットワークの起点となるように、周辺地域の生物調査を行いました。また、入居後3年間、「人と自然」「人と人」のつながりを育むための自然観察会を実施させていただいております。